推理小説作家内田康夫さんはプロットをあらかじめ考えずに書き出していくそうです。推理小説でも普通の小説でも先ずプロットなる構想をあんころ餅のように練りに練って書き出すのが常套手段といわれています。時には犯人が誰かも分からないで書くことだってあるそうです。
悪く言えば行き当たりばったり。でもいつもさわやか名探偵の浅見光彦が解決してくれて見事に推理が完成しています。
このほど、内田康夫ばりに広島にだけ行こうと決めて詳細日程なんかを決めずに新幹線に飛び乗りました。岡山で普通列車のガラガラ空きの在来線に乗り換え尾道に。林芙美子の「放浪記」の舞台地、文学の小道の匂いを嗅ぎに行ったのです。海が見える急坂の町、お寺の町。ロープウエイで昇った千光寺公園からの瀬戸内海の入り江が銀色に輝き一足早い早春の潮の匂いが漂ってくるようでした。
ただ、ただ、「元気な人はお越しください、そうでない人はご遠慮なさってください」と坂の入り口に立て看板でもほしいくらい急坂は大変でしたが。
有名な尾道ラーメンも口にしました。めんつゆが今ひとつでちょっと期待はずれでした。入ったお店が悪かったのかも。もうちょっとラーメンの店を推理して行けばよかったかなと反省しています。
